株の種類とは?普通株・優先株・単元株をわかりやすく解説
普通株、優先株、後配株、単元株、無額面株式など、株式の種類や売買単位について初心者向けにわかりやすく解説します。
株式には、大きく分けて「普通株」と「種類株」があります。
一般的に「株」と言えば、「普通株」を指します。 普通株とは、標準的な権利を持つ株式のことです。
一方、「種類株」は、普通株とは異なる権利や条件が設定された株式です。 その代表的なものに「優先株」があります。
優先株とは?
「優先株」とは、普通株よりも優先して配当や残余財産の分配を受け取れる権利が付与された株式です。
例えば、会社の業績が悪化し、普通株の配当が減額されたり無配になったりする状況でも、 優先株では普通株より優先的に配当を受け取れる場合があります。
その代わりとして、議決権に制限がある場合もあります。
また、優先株には、一定の条件で普通株に転換できる権利が付与されたものもあります。
後配株とは?
優先株以外の種類株として、「後配株(こうはいかぶ)」があります。
後配株とは、優先株とは反対に、配当や残余財産の分配における優先順位が普通株より低い株式です。
かつて、日本航空の筆頭株主が大蔵大臣だった時代がありましたが、 その保有株式には後配株が含まれていました。
無額面株式の採用と単元株制度
かつて日本では、「額面株式」が採用されていました。
これは、株券に「50円」「500円」など、一株当たりの額面金額が表示されていた株式です。
しかし、額面株式制度では、株によって売買に必要な金額が分かりづらく、 柔軟な取引が行いにくいという問題がありました。
こうした状況を受け、2001年10月施行の改正商法により額面株式は廃止され、 現在ではすべての株式が「無額面株式」となっています。
これにより、企業は発行済株式数を増やしたり、 株式分割を実施したりしやすくなりました。
その結果、株式の流動性も高まりました。
単元株とは?
また、2001年10月の改正商法では、「単元株」制度も導入されました。
単元株とは、株式を売買する際の最小単位のことです。
現在、日本の上場企業の多くは100株単位で売買されています。
例えば、
- 株価が1,000円
- 単元株が100株
の場合、最低でも約10万円の資金が必要になります。
以前は、1000株単位で取引される銘柄も多く存在していました。
しかし、日本取引所グループ(JPX)や各証券取引所による売買単位統一の取り組みにより、 現在ではほぼすべての上場企業が100株単位へ統一されています。
これにより、投資家は株価の比較や投資判断を行いやすくなり、 売買もしやすくなりました。
株式にはさまざまな仕組みがある
このように、一口に「株式」と言っても、
- 普通株
- 優先株
- 後配株
- 単元株制度
など、さまざまな仕組みがあります。
株式投資を行う際には、単に株価だけを見るのではなく、 その株式にどのような権利や特徴があるのかを理解することも重要です。