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為替レートの読み方

FXの取引画面を見てみると、レートが2つ表示されているのが分かります。

これは、買値と売値が両方表示されているからです。このような表示の仕方を2WAY(ツーウェイ)プライスといいます。

なお、買値をアスク(ASK)、売値をビッド(BID)と呼ぶこともあります。

買値と売値の差は、「スプレッド」と呼び、これが主にFX会社の収入となり、私たち投資家の取引コストになります。

例えば、米ドル/円の取引で、買値が122.455、売値が122.452だったとします。この時点で1ドルを買うとすると、122.455円支払うことになりますが、レートが変わらないうちにその1ドルを売却したとしても、122.452円しか戻ってこないのです。この差額0.003円がスプレッドとして、FX会社の儲けになるのですね。

上記の例は、もちろん分かりやすく説明しただけで、実際のFXの取引で1ドルを買うなんてことはありません。大体1万ドル単位で取引されます。上記のケースで1万ドルを買って、レートが変わらないうちに売るとすると、30円の損失となりますね。この30円がスプレッド分であり、取引コストになるのです。

なお、上記で「米ドル/円」と書きましたが、この表記は一定で、「円/米ドル」とは言いません。この「米ドル/円」という表記が意味するのは、「1米ドルをレートに示された額の円で売買する」ということです。これは、例えば「ユーロ/円」や「豪ドル/円」でも同じことです。

つまり、「左側に書かれた通貨を売買するために必要な額を右側の通貨で示したもの」が為替レートであるといえます。

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