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板情報を使いこなそう

ネットで株取引をする際には、個別の株の情報を閲覧すると、「板情報」と呼ばれるものが表示されます。
通常は、3列の表になっていて、左端の列が「売気配の株数」、真ん中の列が「気配値」、そして右端の列が「買気配の株数」を表します。

この板情報を見れば、どの価格にどれだけの注文(指し値注文)が入っているのかが分かります。

ここで、例えば、あなたが「1000円で100株」の買い注文を出したとすると、真ん中の列の「気配値」の1000円に該当する、右端の列の買数量が100増えることになります。逆に、100株の売り注文を出すと、左端の列の売数量が100増えます。

指し値注文では、同じ価格で注文が売買が成立する場合、先に出された注文から売買が成立していきます。ただし、成り行き注文は、値段を指定しないので、優先的に売買が成立します。

なお、板情報では、その時点での取引の状況が表示されますが、どのようないきさつで現在の株価に達したのかが分かりません。そういったことを知りたい場合は、「歩み値」と呼ばれる、株価の推移を時系列で示したものを見れば良いです。

板情報で、まれに「特」という記号が示されます。これは、「特別気配」といい、買い注文か売り注文が殺到していることを表します。この記号が表示されている状態では、株価がどんどん上がり(下がり)ます。自分が持っている株に特別買い気配が現れれば、株価がどんどん上がるのでとても嬉しいですが、逆に特別売り気配が現れたら、とても悲しいですね。

また、「S」というマークは、ストップ高、もしくはストップ安を表します。ストップ高とは、値幅制限まで株価が上昇したこと、ストップ安とは、値幅制限まで株価が下がったことを示します。


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