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「前場」と「後場」とは 株式市場の取引時間・一日のスケジュール

株式市場は、以下の流れで進みます。

前場(前場寄り付き⇒前引け)⇒後場(後場寄り付き⇒大引け)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

「前場」とは 読み方と意味・時間帯

「前場」の読み方は「ぜんば」です。「まえば」とか「ぜんじょう」と読んでしまいがちなので注意しましょう。

「前場」とは、株取引が行われる午前中の取引を意味し、2021年現在、その前場の時間帯は平日午前9時から午前11時半までとなっております。

前場の時間帯:9:00 から 11:30 まで

なお、「前場」を英語で morning session(モーニング・セッション)といいます。

前場が開始するときを「前場寄り付き」と呼び、前場が終了するときを「前引け」と呼びます。いずれも、後に詳しく述べます。

「前場寄り付き」とは 読み方と意味・時間

「寄り付き」は「よりつき」と読みます。取引が始まるときのことを意味します。

つまり、「前場寄り付き」とは、「前場の取引が始まるとき」という意味です。

2021年現在、前場寄り付きの時間は、平日午前9時です。

前場寄り付きの時間: 9:00

なお、英語では、「寄り付き」が opening ですので、「前場寄り付き」は opening of the morning session となります。

「前引け」とは 読み方と意味・時間

「引け」は「ひけ」と読み、最後の売買のことを意味します。英語では closing といいます。

「前引け」の読み方は「ぜんびけ」です。

「前引け」の意味は、すなわち「前場の引け」、つまり「前場の最後の売買」です。前場が終わるときと解釈してもよいですね。

2021年現在、前場の終わりが午前11時半ですので、前引けも午前11時半と考えてよいでしょう。

前引けの時間: 午前11:30

なお、「前引け」は英語で closing of the morning session といいます。

「後場」とは 読み方と意味・時間帯

「後場」の読み方は「ごば」です。「こうば」とか「こうじょう」と読んでしまいがちなので注意しましょう。

「後場」とは、午後に行われる株取引を意味します。後場の時間帯は、2021年現在、午後0時半から午後3時までとなっています(東証の場合)。 東証(東京証券取引所)以外の名証・札証・福証では午後0時半から午後3時半までとなっています。

後場の時間帯:(東証)12:30 から 15:00 まで (東証以外)12:30 から 15:30 まで

なお、「後場」を英語で afternoon session(アフタヌーン・セッション)といいます。

後場が開始するときを「後場寄り付き」と呼び、後場が終了するときを「大引け」と呼びます。いずれも後述します。

「後場寄り付き」とは 読み方と意味・時間

「後場寄り付き」は「ごばよりつき」と読みます。

「寄り付き」とは、上に述べたように、「取引がはじまるとき」という意味でしたね。

2021年現在、後場寄り付きの時間は、平日午後0時半です。

後場寄り付きの時間:12:30

「後場寄り付き」は、英語で opening of the afternoon session といいます。

「大引け」とは 読み方と意味・時間

「大引け」の読み方は「おおびけ」です。

「大引け」は、「後場の引け」、つまり「後場の最後の取引」のことで、すなわち一日の取引の最終のときのことです。

「大引け」の時間は、東証と東証以外の証券取引所とで異なっており、東証の場合は午後3時、東証以外は午後3時半となっています。

大引けの時間:(東証)15:00 (東証以外)15:30

なお、「大引け」を英語で closing といいます。

株取引の一日のスケジュール・まとめ

株取引の1日の流れをまとめると以下のようになります。

前場(ぜんば、morning session)
午前中(9:00 - 11:30)の取引
9:00 株の取引が開始します。
取引がはじまるときを寄り付き(よりつき、opening)といいます。前場の寄り付きを前場寄り付きといいます。
11:30 前場が終了します。
最後の売買を引け(ひけ、closing)といいます。
前場の引けは、特に前引け(ぜんびけ、closing of the morning session)といいます。
後場(ごば、afternoon session)
午後(12:30 - 15:00)の取引(東証以外は15:30まで)
12:30
後場の取引が後場寄り付きで始まります。
 
15:00
(15:30)

後場の引けで終了します。
後場の引けは、特に大引け(おおびけ、closing)といいます。