決算書とは?貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の基礎を解説

株式投資では、 株価だけを見るのではなく、 企業の財務状況や利益構造を理解することが重要です。

その際に重要となるのが、 「決算書」 です。

決算書とは、 企業の経営成績や財務状態をまとめた書類のことです。

投資家は、 決算書を読むことで、 企業がどれくらい利益を出しているのか、 お金をどのように使っているのか、 財務的に安全なのか、 といったことを分析できます。

この記事では、 決算書の基本的な考え方と、 代表的な3つの財務諸表について、 初心者向けにわかりやすく解説します。

決算とは?

「決算(settlement of accounts)」 とは、 一定期間の会社の業績や財務状況を集計することです。

多くの日本企業では、 1年ごとに本決算を行います。

例えば、 3月決算の企業であれば、 3月末に帳簿を締め、 売上や利益などを集計します。

そして、 その結果をまとめたものが 「決算書」 です。

また、 多くの企業は、 前年度の実績だけでなく、 今後の業績予想も発表します。

決算書を読むと何が分かるのか?

決算書を読むことで、

  • 会社が利益を出しているのか
  • どれくらい借金があるのか
  • 現金をどれくらい持っているのか
  • 資金繰りに問題がないのか
  • 将来も成長できそうか

といったことを分析できます。

そのため、 決算書は、 投資家にとって非常に重要な情報源となります。

決算書を構成する3つの財務諸表

決算書の中心となるのが、 以下の3つの財務諸表です。

財務諸表 分かること
貸借対照表(B/S) 会社の財産や借金の状況
損益計算書(P/L) 会社がどれくらい利益を出したか
キャッシュフロー計算書(C/F) 会社のお金の流れ

貸借対照表(B/S)とは?

貸借対照表(Balance Sheet, B/S)は、 会社がどのような資産を持ち、 どれくらい借金を抱えているのかを示す表です。

一般的には、

  • 資産
  • 負債
  • 純資産

の3つに分かれています。

企業の財務安全性を分析する際に重要な財務諸表です。

損益計算書(P/L)とは?

損益計算書(Profit and Loss Statement, P/L)は、 会社が一定期間でどれくらい利益を出したのかを示す表です。

売上高、 営業利益、 経常利益、 純利益などが記載されます。

企業の収益力や成長性を分析する際に重要となります。

キャッシュフロー計算書(C/F)とは?

キャッシュフロー計算書(Cash Flow Statement, C/F)は、 会社のお金の流れを示す財務諸表です。

利益が出ていても、 実際には現金不足に陥る企業もあります。

そのため、 キャッシュフローを確認することで、 企業の資金繰りや経営の健全性を分析できます。

なぜ投資家は決算書を重視するのか?

株価は、 短期的には需給や市場心理で動くこともあります。

しかし、 長期的には、 企業の利益や財務状況が非常に重要になります。

そのため、 多くの投資家や機関投資家は、 決算書を分析しながら投資判断を行っています。

決算発表の内容によって、 株価が大きく動くことも珍しくありません。

決算書は企業分析の出発点

このように、 決算書には、 企業分析に必要な重要情報が数多く含まれています。

最初は難しく感じるかもしれませんが、 基本的な考え方を理解するだけでも、 投資への理解は大きく深まります。

株式投資を学ぶうえで、 決算書の理解は非常に重要な基礎知識といえるでしょう。

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